人生には3回モテ期があるらしいですが、喪女にも平等に来るの?
今思えば、幼稚園の時がモテ期だったような気がする…それから早25年、まったくモテないどころか友達もいない。
いやいや、よく考えればモテてるのに自信がないせいでモテた自覚がないだけかも。
ほら、駅まで歩いてる間にやたら男の人と目が合ったとか。充分モテてるから!
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喪女の勘違いモテ期
大学に入ってすぐのころ、男子にいきなりメールアドレス聞かれて、人生初の出来事に心の中で小躍りしつつアドレス交換。
「喪山さんて、A子ちゃんと仲良いよね?A子ちゃんのアドレス教えて」
あ、私じゃなくてA子のアドレスが目的だったのか。
こういうの、意外とこたえるんだよね。いつもはみんなでアドレス交換してるのに1人だけ蚊帳の外だったのに…
でも、考えてみれば喪女の姿が見えて、曲がりなりにもアドレス聞かれたから、立派なモテ期!
気弱オーラが功を奏す?
普段は面倒だから行かない繁華街を歩いてると、行く手に喪女を見つめるホスト系イケメン。
え、ちょ…こっち見てる?!
ホスト系イケメンが愛想よく近づいてきて、もうきょどるしかないんですけど。
モテ期キターーー!
「スイマセーン、怪しい者じゃないんですけどぉ、小顔とか興味あります?」
「あ、は、ハイ」
基本、断れないからキャッチに声かけられやすい喪女ですが、イケメンと話せただけで、かなりモテ期だと言っていいでしょう。
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ドッキリ並みの連続技?
イヤホンして歩いてると、おどおど近づいて声かけてくる上京したての大学生風な男子。
いや、さすがに私はキミより大分年上だしさ、付き合うにしてもせめて社会人じゃないと…
「あのっ!区役所ってどっちですか?」
ほほー、迷子を装って一緒に歩こうって作戦か?今時スマホで調べれば行かれるのにわざわざ聞くなんて、ナンパの手が古いよね。
「二つ目の信号を左に…」
「ありがとうございますっ!」スタスタ…
リアル迷子かよ。だと思ったよ。あー、お腹空いた。
「あのー、すいません」ビクーン!
背後から声かけられたらビビるじゃん!
「マルイってどこですか?地図見てるんですけど、今がどこなのか…」
また迷子かよ!
いや、しかし今回はスマホの小さな画面の地図を見せてきて、否が応でも顔が接近。
え、急にそんな、困る…
「い、今はここで、こっちの方面…」
「あっ!じゃああっち行けばいいんですね!助かりましたー」
スマホで地図を見てるのに道を聞いてくるハイレベル方向音痴か。
連続で道聞かれるなんて、よっぽど優しそうに見えんのかな、私。
ここまできたらお金取ろうかな
イルミネーションの季節ねぇ、人が多くてホント面倒…さっさと通り過ぎたい。
「すいませーん。写真撮ってもらえますか?」
振り向けば爽やかなイケメンがスマホ片手に。
さすがに、見ず知らずの人と一緒に写真なんて…
あ、彼女が背後にいたのか。だよね。
「もうちょっと寄ってください、撮りまーす、もう一枚撮りますね?」
って、何サービスしてんだ、私。
にこやかにカップルを見送ると、
「すいません、こっちも撮ってもらっていいですか?」
って次のカップル…え、何。行列できてるし??私カメラマンじゃないし??
でも、断れないから全員2枚ずつ撮ってあげちゃう親切な私。
人生最大のモテ期も近いのかも、私。そういえば散歩してる犬がやたら私の足元に寄ってくるのは、そういうこと?