ピンポーン「すいませーん、隣に引っ越してきた白鳥です」
寝てたのに起こすなよー…てか白鳥ってwwそういう名前の人に限ってブサイクなんだよねぇ。まぁ、出るか。
「あっ、こんにちは。隣に引っ越してきた白鳥です。よろしくお願いします!これ、ウチの地元のお菓子どうぞ」
う、うぁぁぁあ!! 白鳥様は貴族の出かしら!眩しくて目が開けられない!
高身長で細マッチョ、うっすら日焼けして歯が白く光ってる!こっちはねぼけてるのに…!
「あ、あ、どうも…喪山です…あ、どうも…」
コミュ障すぎてつらい!
「くすっ。なんか、かわいいですね。お隣さんがかわいい人でよかった」
え?
え、ちょっと…ちょっと!距離が近…壁ドン!!!
あ、夢ね。夢っていうか、寝てたわけじゃないから妄想ね。白鳥様がリアルすぎて自分の妄想力が怖かった。
壁ドンなんて、隣がうるさいから壁殴る以外の意味があるはずないんだ。
妄想と現実の狭間
ピンポーン「すいませーん」
はっ!このタイミングで、まさか白鳥様は実在なの?!
…あ、宅配便ね。実家からリンゴが一箱って、お母さん、食べきれないって言ってんのに。
これは、まさか、リンゴを白鳥様に持っていけってことか?
自分から話しかけることなんか絶対ないけど、そこまで言うなら…
リアル白鳥様
ピンポーン「あ、あのー、隣の者です」
勢いよくドアが開いて中にいたお隣さんは、実際はT村さんというらしい。なんだ。
まぁ、いわれてみればT村さんぽい顔だけど。
「あ、あの、となりの喪山です。じ、実家からリンゴ、いっぱい、送ってきちゃって、食べきれないんで、あの、どうぞ…」
「おぉー!まじっすか。いいんすか?」
リンゴでこんなにテンション上げてくれるとは、なかなかいい奴だな。
恋に発展するのか?!
「突然アレなんすけど、喪山さんて彼氏とかいます?」
なにっ! ついに来たのか?喪女の春?!
T村の顔は好みストライクじゃないけど、まぁ、射程範囲内。そんなに言うならいいけどぉ。
「あ、えと、今はいませんけど」
今っていうか、生まれて一度も彼氏なんかいたことないけど、変に見栄を張っちゃうんだ、これが。
「じゃ、今度合コンとか、どっすか?お友達とぜひ!ボクも3、4人集めるんで!」
ご、合コンだと…
「あ、は、はぁ…。そのうち…」
とは言ったものの、合コンに誘う友達がいないんだって。とりあえず、T村に合わないように生活しよう。結局、新しい出会いってこんなもんよね。
変な気起こしてお隣に余りものなんて持っていくんじゃなかった。
妄想のままで満足しとけばよかった。
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